インプラントについて
歯が抜けてしまったときの治療方法には、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つの手段があります。当院はどの方法も対応可能で、それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で患者さまにより適した方法をご提案しています。
入れ歯やブリッジは、残っているほかの歯を支えにすることが必須ですが、インプラントは骨に人工歯根を埋め込み、そこに人工歯を取りつけるという方法になるため、ほかの歯に影響を与えることはありません。違和感が少なく自然の歯に近い機能性が実現でき、耐久性・審美性での効果も高いため、当院はインプラント治療に力を入れています。
当院のインプラント治療では、患者さまのお口の状態をしっかりと精査し、インプラント治療が可能かどうかを判断しています。
入れ歯・ブリッジ・インプラントの比較
見た目の綺麗さ
■入れ歯…部分入れ歯では、クラスプと呼ばれる金属のバネが見えてしまいます。
■ブリッジ…使用する材質にもよりますが、白く自然に仕上げることも可能です。
■インプラント…とても自然に仕上がり、治療したことがわからないほどです。
噛む力
■入れ歯…固いものは噛めません。
■ブリッジ…ある程度固いものも噛むことができます。
■インプラント…人工歯根で支えられているため、固いものでも噛むことができます。
衛生状態
■入れ歯…毎日取り外して洗浄しても、少しずつ取り切れない汚れが付着していきます。
■ブリッジ…浮いている歯の裏側に汚れが溜まりやすく、専用の器具を使ってお手入れする必要があります。
■インプラント…丁寧な歯磨きや定期的なメンテナンスは必要ですが、特に汚れが溜まりやすいといったことはありません。
耐久性
■入れ歯…お口の中も入れ歯も少しずつ変形していき、次第に合わなくなっていきます。
■ブリッジ…2本の歯で3本分の力を支えることになるため、負担がかかって支えられなくなってしまうことがあります。
■インプラント…人工歯根は骨にしっかりとくっつくため、適切なメンテナンスを続けていれば、長く使用することができます。
違和感
■入れ歯…適合性の高い入れ歯をつくっても、やはり少なからず違和感は残ってしまいます。
■ブリッジ…ほとんど違和感を覚えることはありません。
■インプラント…自分の歯とまったく同じように使うことができます。
ほかの歯への影響
■入れ歯…ほかの歯にバネを引っ掛けて固定することがあり、負担をかけてしまいます。
■ブリッジ…支えにする歯にも被せ物を取りつけるため、健康な歯でも削らなければなりません。
■インプラント…人工歯根によって歯が支えられるため、ほかの歯に負担をかけません。
顎の骨への影響
■入れ歯…骨が痩せていきます。
■ブリッジ…骨が痩せてしまうこともあります。
■インプラント…骨が痩せることはありません。
口腔外科手術
■入れ歯…必要ありません。
■ブリッジ…必要ありません。
■インプラント…1～2回の手術が必要です。
保険適用
■入れ歯…一部適用されます。
■ブリッジ…一部適用されます。
■インプラント…適用外（自費）となります。
治療期間
■入れ歯…2週間～8週間
■ブリッジ…2週間～8週間
■インプラント…16週～32週
■通院回数 7回
インプラントの特徴
メリット
■口内に違和感がない。
■取り外して洗う必要がない。
■歯磨きなど自分の歯と同じようなお手入れができる。
■普段どおりの食事を楽しめる。
■噛み合わせが安定する。
■綺麗で自然な仕上がりになる。
■適切なメンテナンスを続けていれば長く使い続けることができる。
デメリット
■誰でも受けられるわけではない。
■保険が適用されない。
■治療後は、定期的なメンテナンスが必要